ぼくは勉強ができない

  • 2008/08/04(月) 00:19:44

山田詠美(1996)を読む。 ☆☆☆☆

久しぶりに小説を,というか本を読みました。
活字に没頭できる時間の贅沢さと心のゆとりを持てることの大切さを再確認。
本書の主人公のような高校生が,果たして自分の学校にもいるんだろうか。
「味のある血」っていう表現が忘れられません。

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

ムーミン谷の名言集

  • 2008/06/22(日) 18:26:02

トーベ・ヤンソン(文・絵),ユッカ・パルッキネン(編),渡部翠(訳)(1998)を読む。 ☆☆☆

学校の図書館で借りました。
こんな本が置いてあるのか,と驚きです。
他にも雑誌Numberなども・・・
サッカー部ないのに。

名言を集めているみたいですが,
文脈がないと何がなんだかよく分からないものも。

パンケーキにジャムをのせて食べるひとが,そんなに危険人物であるわけがありません。
『たのしいムーミン一家』

ムーミンってまともに読んだことないなぁ。

ムーミン谷の名言集―パンケーキにすわりこんでもいいの?

ナイフ

  • 2007/11/29(木) 12:16:38

重松清(2000)を読む。 ☆☆☆

久しぶりに短編集を読みました。
まぁまぁ面白いんだけども,やっぱり俺は長編小説の方が好きです。
話が短いと想像力をフル活用させるはめになるし,
消化不良の状態で結末を迎えることになることも多々あるし。

短編の読み方を知らないだけかも。
う〜ん,普通に読書するときって,国語の教科書のように精読しないしなぁ。

『ナイフ』には,5つの短編が載っていますが,どれもいじめをテーマにしています。
「エビスくん」が好きです。
途中,うるっとしました。
自己犠牲を描いた作品に弱いなぁ,とつくづく。
弱いくせに強がったり,でもホントは自分が弱いことを知っていて,
けどそんな弱い自分に気付いているところが,逆に強いなぁと思ったり。
その辺の葛藤みたいなのを,上手に描いているなぁと思いました。


ナイフ (新潮文庫)

疾走 上・下

  • 2007/11/10(土) 00:15:18

重松清(2005)を読了。 ☆☆☆☆

935さんに影響されて読みました。
ここまで,落ちる内容だとは思いませんでしたが,
でもまぁ,面白いです。
重松作品は,語りが好きですね。


走りたいんだ

なんで?

走るのが好きだから



疾走 上 (角川文庫)

TUGUMI

  • 2007/11/10(土) 00:13:09

吉本ばなな(1989)を再読。 ☆☆

連載小説は,章と章のつながりが弱いなぁといつも感じます。

女性に人気のばななですが,その理由が今回なんとなく分かったような気がします。
彼女の文体は,なんというか,少女漫画っぽい。
といっても,少女漫画はNANAしか読んだことがないので,単なる俺の思い込みかもしれませんが。
会話文が少なく,地の文で主人公の心情の動きがかなり主観的に語られる感じ。
う〜ん,俺はやっぱり入り込めんなぁ。



TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

恋愛寫眞

  • 2007/10/15(月) 00:03:30

市川拓司(2003)を再読。 ☆☆☆☆

別れはいつだって思いよりも先に来る。
それでもみんな微笑みながら言うの。
さよなら,またいつか会いましょう。
さよなら,またどこかで,って。

表紙にある上の言葉に惹かれて買ったのを覚えています。
あと,ヒロスエにも。

う〜ん,市川拓司の作品は,やっぱせつないです。
ラストの描き方が悲しすぎる。

そういえば,宮崎あおい主演で映画化されましたね。
彼女にぴったりの役だと思うので,どんな映像に仕上がったのか観てみたいですが。

この地球に暮らす私たちは,これから何処へ行こうとしているのかしら?

恋愛写真―もうひとつの物語

池袋ウエストゲートパーク

  • 2007/10/14(日) 23:54:48

石田衣良(2001)を再読。 ☆☆

やはりというか,1回目に読んだときのような面白さや爽快感というものはあまりなく,
だからといって,全くもってつまんないというわけでもない,そんな感じでした。
なんとなく,小中学生の頃に読んだ「ぼくらシリーズ」に似ているような気もしますが。
主人公のマコトがかっこ良すぎ?


池袋ウエストゲートパーク

エイジ

  • 2007/10/09(火) 00:01:41

重松清(2004)を読む。 ☆☆☆☆

町で起こった通り魔事件の犯人は,同級生だった。
「キレる」とはどういうことなのか。

面白かったです。
主人公の少年の語り口に,かなり共感できました。
と同時に,色々と考えさせられるような内容でもあったような,そうでもないような。
何故か読んでいる内に,光市の事件を思い浮かべていました。

他人の言動というのは,特に犯罪なんかは,正直理解に苦しむこともしばしばありますが,
それでも理解しようとすることを諦めてはいけない,そんな心情を読んでいてもちました。
だからって,理解できるわけでもありませんが。
メディアとか友だちとかの意見と違うし,上手く説明できないんだけど,なんか違うんじゃ?って,
自分の中に基準をもつ,そういうことが描かれていたようにも思いますが,違うかもしれません。

エイジ (新潮文庫)

GOTH 夜の章

  • 2007/10/05(金) 23:32:18

乙一(2005)を読む。 ☆

「夏と花火と私の死体」が面白かったので,本作品に手を出してみました。
初めてGOTHの意味について知ったのですが,いやはや俺には理解できない内容です。
短文で書かれており,読み易いのも受けている理由でしょうが,
本作品は内容が気持ち悪く,好きにはなれませんでした。

見開きのカラー写真は,おそらく屋久島だと思われます。
これだけ濃い森と深い苔の緑は間違いありません。

本書は,3つの短編から成っているのですが,最後の「記憶」は途中でネタが読めてしまいました。
というのも,途中でどこかで読んだなぁと気づき,考えてみたところ,漫画化されたものを以前読んでいました。

このGOTHという作品は,全体的にテイストが暗すぎて,読後感が悲惨です。
もっと元気になれる小説がいいですな。

GOTH 夜の章 (角川文庫)

VOICE

  • 2007/09/11(火) 01:37:39

市川拓司(2006)を読了。

彼の作品を読むと,いつも切なくなってしまいます。
う〜ん。
不思議な世界で物語は進むのですが,納得できない所もあるのですが,
それでもたまに市川拓司を読みたくなります。
俺はどうやら“せつなさ”や“わりきれなさ”を感じる小説が好きなようです。

VOICE (アルファポリス文庫)

うつくしい子ども

  • 2007/09/07(金) 23:27:00

石田衣良(2001)を再読。

弟はなぜ殺したのか。

本書は14歳の兄が語り手という,いわば加害者側の視点から描かれている。
途中まではスピード感ある展開で楽しめたが,結末は納得いかずといった感じ・・・

大人になること。正しさの基準を外の世界にではなく自分自身の中心に据えること。


うつくしい子ども (文春文庫)

塩狩峠

  • 2007/09/07(金) 00:28:45

三浦綾子(1973)を読了。

少し前の小説になるので,文体が少々読みづらかったです。
また連載小説だったためか,400p超と少し長め。

内容はというと,分かるような分からないような・・・
いや,やっぱ分からんなぁ。
主人公のキリスト教への心の移り変わりとか,最後にとった行動とか。
『風の谷のナウシカ』の最後にも似ているけれども,
ナウシカは理解できて,信夫は理解できない。
少なくとも俺が信夫だったら・・・・


塩狩峠 (新潮文庫)

変身

  • 2007/08/09(木) 23:15:22

カフカの『変身』を読了。

奇妙な作品でした。
ある日,目を覚ますと・・・虫になっていました。
といったような一文から始まります。

う〜ん。
解釈が・・・難しい。


う〜ん。



変身 (新潮文庫)

白夜行

  • 2007/08/01(水) 23:57:42

東野圭吾(2002)を読む。

850ページ程の超長編です。
クライマックスの頃には,もう朝を迎えていました。

東野圭吾ならではの,ミステリー小説。
視点がコロコロ変わっていくのが痛快でした。
さすがに読ませるのが上手いなと思います。
細かい描写や複線の描き方も見事といえば見事なのですが,
論理的におかしい部分も少しありました。
また最後は少し引き伸ばしすぎかなと。
まぁ,でも全体としては楽しめたのでよしとしましょう。
ドラマ化もされたけど,そっちの方はどうなんでしょう?

白夜行 (集英社文庫)

ひかりのあめふるしま 屋久島

  • 2007/08/01(水) 23:38:36

田口ランディ(2001)を再読。

3年前,この本を読んで,屋久島一人旅の敢行を決意しました。
あの旅は出足から躓いたので,今でもよく覚えています。
まさかTVでサッカーを観ていて,電車に乗り遅れるとは・・・

田口ランディの文体は,すらすら読めるので好きです。
彼女の感性についても共感することが多いし。
ただ,田口ランディ好きが周りに誰もいないのが寂しいところ。
本書は,彼女の人生観を変えた屋久島の旅行記です。
最も共感するのは,水が美味しいという部分。
山の中を流れる川の水をごくっと飲んだときの感動は,今でも忘れられません。
まさか水が甘いなんて。
手で掬って飲むのではなく,ましてやペットボトルに入れて飲むのでもない。
川に直接口をつけて頂く。
最高です。

ひかりのあめふるしま屋久島 (幻冬舎文庫)

夏と花火と私の死体

  • 2007/07/31(火) 17:30:53

乙一(2000)を読了。

カテキョの生徒から借りた本。
短編でも長編でもなく,中編小説かな。
久しぶりにわくわくドキドキ読めた本でした。
語り手の妙が効いており,またオチも好きです。

う〜ん,小説ならではだと思います。

夏と花火と私の死体