英語のしくみが見える英文法
- 2008/03/29(土) 22:28:39
酒井典久(2005)を読む。 ☆☆☆
本書は,中学や高校で「しくみ」を知ることなく覚えてきた英文法の「なぜ」について
英語の歴史を振り返ることで説明を試みる学習英文法書です。
・If it were not for〜の由来
・five times a dayで,a dayの前に何故 in を必要としないのか
・go on 〜と go for 〜の使いわけ
・「動名詞構文」とは?
などなど興味深い解説が読めます。
また一つ一つ段階を踏んで説明するので,分かりやすいです。
英文法の歴史をちょっとかいつまんでみたい方にお勧めです。
一番面白かったのは,「動名詞構文」という発想。
まだまだ他の例文などでの検証が必要だとは思いますが・・・
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文法がわかれば英語はわかる!
- 2008/03/29(土) 17:26:44
田中茂範(2008)を読む。 ☆☆☆
本書は,認知言語学の視点を取り入れることで,英文法の何故に答えようとする学習英文法書です。
NHKテレビのテキストを1冊にまとめ,約300ページ近い内容となっています。
構成は大きく,動詞チャンク/名詞チャンク/副詞チャンク/チャンキングの4部構成となっています。
正直,ネイティブスピーカーシリーズを始めとして,
この手の本は似たりよったりなので,かなり満腹状態です。
本書の内容も,同著の『チャンク英文法』と重なる部分が多かったように思います。
また例文は本文と別にするなど,読者に親切な構成にしてほしかったです。
とはいえ,これまでの総集編的な内容となっているので,一読する価値はあるように思います。
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オックスフォード実例現代英語用法辞典(PEU)
- 2008/03/13(木) 23:42:30
「脳」整理法
- 2008/03/13(木) 23:30:25
教師のためのロイヤル英文法
- 2008/03/05(水) 16:39:45
綿貫陽,淀縄光洋,マーク・ピーターセン(1994)を読む。 ☆☆☆
本書は,高校における英文法の指導書として出版されたものです。
他の英文法書が学習者用であったり,あるいは専門的な事柄を調べたりするのものであるのに対し,
本書は教師が高校生に教えるべき英文法のポイントを教師用にまとめているという点において,
非常にユニークなものだと言えます。
また様々な英文法の専門書を引用してまとめてあるため,2次資料として便利です。
一方で,高校生に教える上で必要かなぁということについても<語法ノート>などでは
議論されており,もちろん教師にとっては必要な内容だとは思いますが,
本書の本来の趣旨から言えば,ポイントだけをまとめた構成の方が個人的には良かったなぁと思います。
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教室英語活用事典
- 2008/03/04(火) 17:49:30
高梨・高橋・アダムズ・久埜(2004)を読む(skimming)。 ☆☆☆
本書は,classroom Englishを紹介したものです。
改訂版にあたって,
小学校の英語活動のためのセクションを設けたりなど新しい構成へと仕上がっているようです。
内容は,一般的に行う指示や授業展開の中で使う英語などを主に紹介しています。
目次を参考にしながら,分からない表現を調べたり,
あるいは違う言い方を探したりするなど,タイトル通りの「事典」的な使い方が便利でしょう。
紹介してあるものはどれも簡単な英語のため,
習慣づけて使うことによって生徒が聞くインプットも増えることが期待されます。
手元に一冊置いてあったら,便利だと思います。
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クラスはよみがえる
- 2008/03/03(月) 22:06:43
野田俊作・萩昌子(1989)を読む。 ☆☆☆
本書は,アドラー心理学の知見を学校教育に生かすことの必要性を教師に訴えるものです。
下の本と同趣の内容ですが,教師が読むには多少きつい文体で書かれています。
具体的なエピソードも添えて,著者の主張がされていることもあり,非常に分かりやすかったです。
ただ理解できるものもあれば,う〜ん・・・というのも正直あります。
注目を引こうとする子どもへの対応の仕方や,不適切な行動をとる生徒に対して,個人の問題として
ではなく,クラス経営の問題として対応するというのは,良くも悪くも私の発想にはありませんでした。
一方で,例えば子どもを絶対に罰するなとか教師と生徒は友だちという考え方などにはなじめません。
うーん。まだ理解できるほど消化できていないのか。
アドラー心理学を生かした学級の再生
- 2008/03/03(月) 21:51:38
より良い外国語学習を求めて
- 2008/03/02(日) 06:06:22
竹内理(2003)を再読。 ☆☆☆☆
本書は,外国語学習成功者についての著者自身の研究や著者以外の論文・著書などをまとめたものです。
著者の十数年に及ぶ,網羅的・圧倒的なデータをもつ研究成果には圧巻です。
その内容は,
3章:臨界期仮説についての文献レビュー
4章:北米の研究を中心とした「外国語学習成功者」についての文献レビュー
5章:大学生(上位群/下位群)の学習記録の報告
6章:「達人」の英語学習−インタビュー報告
7章:「外国語学習成功者」の著した書籍のレビュー
8章:5〜7章の研究結果と理論・実践データとの整合
9章:まとめ
10章:量的アプローチからの研究結果
などです。
さまざまな研究や文献レビューを通して,著者は「外国語学習に王道なし」という結論には至るのですが,
一方で「外国語学習成功者」に共通する学習ストラテジーをある程度明らかにできたことについては,
十分に意義があることのように思います。
また本書は,研究方法についても同時に学ぶことができるため,
学習ストラテジーなどに関心のある方にとっては最良の研究入門書になるのではないかと思います。
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ライティングのための英文法
- 2008/03/02(日) 01:39:15
萩野俊哉(1998)を読む。 ☆☆☆
本書は,生徒がよくつまづく文法項目を取り上げ,
なぜつまづくのか,どう手直せばよいのか,について解説したものです。
著者が高校教師であり,現場で教えているだけあって,
生徒がつまづきやすいポイントを知るためには,もってこいの本だと思います。
一方で,もう一歩進んで,生徒/学習者が読んで理解できるような構成にしてあれば,
もっと役に立つのではないかとも思います。
どういう間違いをしやすいのか,について自学できる方が学習効率が上がると思われるからです。
また「ライティングのための」というタイトルは,内容を読む限り,ミスリーディングのような気がします。
人を動かす
- 2008/03/02(日) 00:52:43
D・カーネギー(1999)を読む。 ☆☆☆
とある方にいただいた本です。
本書は,人を動かすための原則について,様々なエピソードをもとに説明します。
こういった啓蒙書は,大学1年のときに,なぜか読みたくなってそれなりに読んだのを覚えていますが,
共通して言えるのは,「ゆるす」ということではないかと思います。
なかなか出来ることではありませんが・・・
就職前に,この本を読めて良かったです。
教師にとって本当に大切なことも,教える云々,諭す云々ではなくて,
生徒を動かすための働きかけ,そのための工夫なのかもしれないなぁと思いました。
まず相手の心のなかに強い欲求を起させること。
これをやれる人は,万人の支持を得ることに成功し,やれない人は,ひとりの支持者を得ることにも失敗する。
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